集中治療室にて

乳がん全摘手術後に1日だけ集中治療室にいた。
術直後は、酸素マスクしても苦しくなぜだと思った。
私は深呼吸ができないが、集中治療室の説明で深呼吸するようとあったのでこれで自分の回復は遅れていると思った。
とにかく楽に呼吸をしたくて、気晴らしに術後にやるよう言われた手の曲げ伸ばしをやったり、深呼吸のかわりに無理にあくびをしていたところ、知っている男性が集中治療室にやってきた。
手術を受けた病院は年末年始に入院しており、そのときお世話になった看護師が私の手術のスタッフだたようだ。
私はびっくりして嬉しくなり苦しさは緩和した。

この看護師さん、見た目が会社の後輩に似てて印象があった。
後輩とはいえ私よりできて、気取りがなく、社員の壊れたパソコンからメールデータを救い出す目を見張る技術もあった。
そんなこともあって、なんだかこの看護師さんには話しやすさを感じ、どことなく頼もしさを思うのである。