羽アリ

今日は暑く、透析を終えて横になっていると、開いている窓から入ってきた羽アリが私の顔に止まった。
予想より大きくて、びっくりして手で追い払おうとした。
でもその虫はのそのそ顔の上を歩いていた、

「えー、なんで?羽があるから、はやく逃げればいいのに。」

私は不器用な左側の片手しか動かないし、その羽アリは飛ばずに楽勝で歩いて逃げていた。
最後は髪の中に入ってしまい、夫にヘルプした。
私から羽アリは出て行ってくれたが、相変わらず飛ばずに上手に逃げて、すぐには外に出て行ってくれなかった。
外に行った後、夫は、
「女王アリだね。髪に卵産み付けられても明日は訪問入浴あるから大丈夫。」
と不吉なことを言った。
「髪へ向かったのは意味があったってこと?」
急に頭がかゆくなってきた・・・

おくすり手帳を使わないとこんなことに・・・

今はちゃんとおくすり手帳に処方された薬情報のシールを貼っている。
でも1回目の脳出血後、頭はぼーっとしていて薬情報の管理はできず、そもそもおくすり手帳があることを夫に話していなかった。

1回目の脳出血の10年後に2回目の脳出血になったが、搬送された病院に本当ならおくすり手帳を見せるべきだが見せていないので、定期処方は知りませんし、これ以降飲んでいた薬はだいぶ減ってしまった。
中には気休めにしかならないけどと言ってくれた薬もあり、なくなってよかったかもというものもあったが。  

先日基準値より下がっていて脳出血に影響するデータが見つかり処方されたものがあった。
見覚えのある薬の名前で、おくすり手帳を見ると、2回目の脳出血になる前に定期処方に入っていた。

今は脳出血前の記憶はほぼはっきりわかるつもりだ。
今回いただいた薬は、脳出血前には飲んでいなかったので、脳出血後から処方されたことは間違いないのに。
でも脳出血後の記憶は、思い出そうしても曖昧で確信が持てなかった。

結局この薬を処方してくれたのは、現在の主治医だと確信できた。
1回目の脳出血後で、4回透析施設を変えていて、透析施設毎の主治医の雰囲気を思い出すと、薬と一致する医師がわかった。
透析施設を変えたのは、引越したり、パートを続けるため中間透析や夜間透析に変更していたからである。
それにしても、おくすり手帳を使えておらず、同じ薬を2度処方していただくことになり、ごめんなさい!

現在の主治医は、学生のとき、1回目と2回目の脳出血後、3つの透析施設でお世話になっていて、摩訶不思議である。

 

 

穿刺 3種

透析の穿刺は痛いものですが、自分の場合、透析をしている人なら誰でも受ける穿刺ではないものがありました。

◆ 針1本で透析
透析は、血液を透析器械に送るためと、きれいになった血液を体に戻すため、2回針を刺します。
でも小児病院で透析をしていたとき、主治医がにこにこして今日は針1本で透析しましょうとおっしゃったんです。
はっきり見えませんでしたが、2つの管が出たその針は、いつもの1本の針より太くてとても痛かったです。。。
その後、その針1本で透析は見たことないですが、40年位経っているので、痛みは低減されているはずだと思いました。

hobashira.com

 

◆ 動脈、静脈直接穿刺
学生時代はサラリーマンのおじさまに混じって夜間透析を受けていました。
ある日シャントが止まって主治医が動脈直接穿刺をしてくれたんです。
シャントは、腕の深くにある動脈と表面にある静脈をバイパスでつないで、表面の血管を太らせて透析に使いますが、この手術をせずに直接腕深くにある太い動脈に穿刺したことがあります。
針はブスッと真っ直ぐ腕に入り、その後直角に前に進んいるのが見えました。

「すごいわね・・」看護師さんは関心してました。この穿刺は医師でもできないことだったのかもしれません。透析の度に動脈に穿刺、止血に時間はかかります。透析にシャント手術が必要なことがわかった穿刺でした。

www.zenjinkai-group.jp

 

◆ ボタンホール穿刺
長期透析でいよいよ返血の血管がなくなってきて、ある技士さんが作ってくれたもので、これを作ると先がとがった針でなくストローっぽい針(ダルニードル)で穿刺するので痛みはなかったです。
ボタンホールとはボタンとめる穴で、何度もボタンを通すのでほつれないよう穴一周を糸でかがって丈夫にします。 ボタンホール穿刺も、何度も痛くないダルニードルで穿刺するため穴一周を丈夫にするためカサブタを作っているみたいに見えました。 穿刺の名前にするとはおしゃれだなと思いました。
穿刺の穴1か所を決めて、その穴周囲にぐるっと数回同じ技士さんが穿刺します。
遠目で見てカサブタに見えた直径1cmに満たないボタンホール穿刺は、痛くないので好きでした。
でも感染の心配があるらしく、夫の実家宮崎へダルニードルを持って行きましたが、使ってくれませんでした。

dialysis.medipress.jp

スタイリストへの伝え方の変化

カットの前には、どうしてほしいか、スタイリストに写真を見ていただいていた。
年のせいか、髪は細くなりボリュームダウン、パーマは当然で、ヘアスタイルはベリーショートであった。

今回なりたいヘアスタイルが見つからず、最近話題になっている蓮舫さんが頭に浮かんだ。
ベリーショートだけど、有名人の写真を見てもらったことはない。
でも前髪の短さに、妙に潔さを感じてこのスタイルにしようと思った。



でもかなりはっきりした顔じゃないと失敗すると思い、別の写真も見てもらった。。。


スタイリストさんは、前髪の長さを二人の間にしてくれた。
蓮舫さんの前髪、まだ自信がなかった・・・
今まで自分のヘアスタイルを考えるときは、美人なモデルをイメージしてきた。無茶苦茶だが。
今回は、見た目よりなりたい人間性みたいなものをイメージした気がする。

耳が煩いのです

耳の煩さは2回目の脳出血からあって、一番ひどかかったのは杏林大学病院。
私の頭も変だったんだけど、ヒマな透析中に80ホンレベル?の雑音を脳で聞き、頭はぷちっと切れて透析スタッフに「耳がうるさいんです」と言ってしまった。
言われたスタッフは目が点だったと思うが・・・

最近は雑音は数分聞こえて消える。
ここ2,3日は良く聞こえる。
意味のない繰り返しの音楽、複数の人がやっぱり意味のないことをしゃべっている声。
後頭部から聞こえると思えるこの音は、頭をホールと感じさせる。
スピーカーみたいに臨場感がある音と思ってしまう。

自分は何を聞いているのか?
正常ではない自分の脳は、聞いてもわからないから、意味のない音楽と声でわかろうとしているのか。

頑張ってほしいですね!訪問入浴の未来

訪問入浴は、気持ちよくて、訪問してくれた人の名前を忘れてしまう。

今日は訪問入浴を見学された男性がいた。
筆談で答えてくれたのに、ちゃんと覚えていない・・・
ー25度にもなるモンゴル?からいらした笑顔がさわやかな若い方だった。

訪問入浴を見学される理由を伺ったら、訪問入浴は高い需要があって社会に貢献できる、ということを筆談から読んだと思う。
夫から、この方は中国の介護ビジネスをはじめるらしい。
見学は、そのための勉強だったのである。

私がお世話になっている訪問入浴は、パナソニックのエイジフリーで、社員同士のメルアド交換もダメと聞いたことがあり、厳格だなと思ったが安心である。