?/洗面台で歯を磨いてみました

土曜日の入浴では、?と感じることがあった。

入浴で完全ではないけれど足が洗えていたのに、怖くてできない。今までなぜできたのかわからなくなっていた。
右足は自分のズボンを脱ぐことはできなかったが、左足のズボンを完全に脱がせることはできていた。右足は、先に感覚がわかりはじめて、動きは出てこない感じだが、一旦覚えてしまった動きは感覚的にも覚えている感じがし、たぶん忘れない気がする。



普段、洗面所で手を洗っているが、今まで口をゆすぐことをしてこなかった。入院時のように、食事のテーブルで歯を磨いていた。入院中、父に洗面台に連れて行ってもらったことがある。でも身を乗り出して、口をゆすぐことはまったくできず、今もそのままだと思い込んでいた。ひょっとしたら今なら洗面台で歯磨きができるかも・・と思い、吸い口と歯ブラシ、歯磨き粉を持って洗面台の前へ車イスをとめた。リラックス状態での歯を磨き終えて、身を乗り出し洗面台の中に置いてあった吸い口を取り、再び背もたれに上体を倒した。
「今、口に水を含んだら、身を乗り出す格好を作れないと、口の中のものは吐き出せない・・」当たり前のことを考え、できるかなと迷っていた。結局やるしかないと、水を含んだ。
案の定、口に水を含んでいると、身体に力が入らず、身を乗り出せなかった。
「どうしよう・・・」口の中のものはゴックンするしかなかった。

次に、身を乗り出す格好で水を含めないかやってみた。
私は水を含むには上を向かないとできず(口の右端が常に開いており、口に含んだものは、顔を真上に向けなければ保持できないのである)、また身を乗り出す格好をキープするためバランスを取っていた。フットレストに足は置くことはできず、足はぶらぶらした格好だった。
水はほんの少ししか含むことができず、少ししか吐き出せなかった。

思いと実際は、大分違うなあと思った。