かなり聞こえたんです

先週の金曜日。透析日だったが、主治医の声が聞こえたのだけれども、私の最初の反応は、「聞こえる」ではなく、「この声、誰かに似てるなあ」であった。じっと思い出そうとして、わかったのは、もう何十年も会っていない、いとこのお兄さんの声だった。わりとぺたっとしていて、少し鼻にかかったような声。私は思い出せてすっきりしたが、誰かと同感が得られないのが残念である。

この日はグラフトシャント術後3ヶ月検診があった。今まで先生の声はなかったのに、やっぱり今までに聞いた、おじさんの軽い感じの高めの声が聞こえていた。

自宅に着くと、一時父の話が聞き取れた。母の声は聞こえていた。

不思議だったのはいとこのお兄さんは父の兄の子供で、シャントの先生の声に似た声の持ち主を父の兄弟から探そうとしていたことなのである。