冷たさが少しわかりはじめた

朝から手足が冷たい。特に両足の冷たさは、表面だけじゃない。昔感じた、寒い冬に手袋をしないで外にいて奥まで冷え切っている感じである。今までいろんな人に足を触られて「すごく冷たい。寒いでしょう。」と言われても感じなかった。自分の手足の冷たさに気付いたのだろうか。

冷たい足は普段からあまり動かないのに、いつもより動きにくかった。土曜日の入浴でのヘルパーさんは、ズボンを脱ぐとき途中から私が足だけで脱ぐことをさせてくれる。今日は自分の意志が伝わらずできなかった。

でもちょっと嬉しいことはあった。入浴では、最初シャワーの出ている浴室で私はひとりでヘルパーさんを待つ。このとき私はシャワーヘッドをつかみ上半身にシャワーを浴びた瞬間、皮膚にあたるものに不快感を感じ、すぐシャワーを足に向けた。「? 今のって冷たかったのかな」
浴室にあらわれたヘルパーさんは「ごめんなさい」と温度調整をしてくれた。シャワーのお湯の温度は、設定した温度か、何も設定されずただの水温になるので、シャワーは冷たかったようだ。
でも皮膚は冷たいとは感知できなくても、お湯ではないとわかったみたいだ。