リハビリ 20121204 お尻の下で座ること

今も乗り慣れているのは、オーダーメイドリクライニング電動車イス完成まで乗る予定だった車イス。完成してよろこんで乗ったが体のあちこちが痛くなり体に合わなくなっていた。自分の体が退院して急に車イスに乗ってばかりの生活で変化したらしいと思っていた。今回のリハビリで、どうやら悪い座り方=寝そべって座る座り方に完全に慣れてしまっていたことがよくわかった。 先生は後ろからお尻とお尻に近い背たれにつく部分を手で触り、今どちらを触っているか質問したが、最初よくわからなかった。 先生がいすに座って触っている個所を示してくださったときも、お尻はここ、と指さしている部分は足に思えていたのである。

今も若干座っているときのお尻の位置は、完全にわかっていないかんじはある。 膝の上は太もも、その上がお尻・・・股関節とはどうなってるのか。 とりあえず体重をお尻で支えるとき(先生がお尻だと触った位置)はわかった。最初思っていたお尻はずっと背もたれの方(左図の青の近く)だろうという気がしていたのだが。 先生がお尻の場所を触っているときは背中から入れた手は、股をこえるのではと感じていた。

今このブログを書いているときも、お尻は体重を受け止めてはいない。 先生が予想としておっしゃっていたように、膝関節も股関節は放散反応にあると思う。 今回のリハでは放散反応にないとどうなるか、体験できたことは意味があっただろうと思っている。 それは先生に膝関節と股関節が屈折させて座らせてもらうと実現できていた。 先生に「足が落ち着いているとかんじない?」と言われ、確かに膝関節も股関節も放散反応は出ていないせいか、硬直っぽくしていなくてまたぶらぶらした動きもなく、膝関節と股関節は車イスの形に沿って自然に曲がっているように見えた。 この状態を自ら作り出せないので、自分ですべきことを先生に聞くと、意識することだとおっしゃった。

この日リハを終えると、お尻のあたりにそれまでなかった硬い組織ができあがったように、帰りのタクシーでは腰がすごく安定していた。 しかし自宅に着き、食事をはじめると、また膝関節と股関節の放散反応が起きたようで、腰の安定感もなくなってしまった。 このとき、「確かに食べることに集中して意識できなかったのだろう・・・」と思った。 私は食事や歯磨きなど舌を動かすと足が動いたり落着かなくなりベルトなしでは車イスに乗っていられなくなる。 今は食事は口のマヒがあるので、こぼさないよう鏡とにらめっこ状態。これと座り方も意識する。 少しずつ慣らすことができるのだろうか。難しそう・・・