おや?痛くない

今日はシャントの手術日だ。
透析を行うため生きるために、穿刺する腕の表面に走る血管の流れが速くなれば、たくさん脱血でき透析器械で血をきれいにすることができる。普通は表面の静脈と奥にある血流のある動脈をバイバスでつなぎ、その静脈を血流速く太らせる(シャント)。
私はマヒの右手の細い血管は使えないので、人工血管を埋め込み、これでシャントを作っていただいている。人工血管は太ることはないので、できた血流は、血圧や食事などで管理するしかないと思っている。申し訳ないが今まで年4~5回手術を受けた。。。当初はシャントは自分でつぶしたのでは・・・ということが多かった。マヒの腕の肘が強く曲がりぎゅっとつぶれ、その時間が長いと同時にシャントをとめてしまうような。
でも、食生活や風邪が人工血管に石灰化を起こしていたり、透析などでの除水のしすぎが人工血管にはよくないそうである。シャントの止まる原因ははっきりしないし、管理も難しい。

人工血管(グラフト)によるシャント手術をはじめて受けたのは、2度目の脳出血後で入院中だった。この頃は痛みは全くなかった。
ところがシャント手術の回数が増え、またリハビリが進んで、自分の感覚がわかりだしたせいか、自分で曲げることができないほう(自分で曲げられないと思っているほう)へ、少しでも動かされると激痛が走るようになった。
手術がはじまり、今日も痛くなる・・と待ち構えていたが、おや?痛くない?
手術前、先生が私の腕をむんずと動かしエコーを観察し、私は痛い顔をした。この時を先生が覚えてくれて、手術のスタッフに私の腕は真っ直ぐにならないことを伝えてくれたのでは?でも手術はやりにくくなかったのだろうか。。。