リハビリ2日目

療法士さん(鈴木さん)が小さい車イスを持って来てくれ、靴も借りてそれに乗ってリハビリ室へ。
リハビリ室内のベッドのそばで車イスがとまり、ベッドの短いサイドレールにはピンクの手すりがついていて、それを見て急にトランスが身近に思えてきていた。



最初ベッドに座り磁気ボードで筆談した。何を話したあまり思い出せないのは、磁気ボードに字を書くには、両マヒでほとんど動かない右手と辛うじて動く左手 手すりにつかまった左手を離すからであり、倒れないよう緊張していて、覚えられなかったのではないか
。でも筆談に集中していたことも確かで、特に考えず手すりから手を離してペンを持っていた。

姿勢を直しているとき、背中の下部分が痛くなった。私の身体は歪んでいたらしく、入院後にベッド上ででかなりいい加減な姿勢で食事をしてしまった。痛みはすぐ取れた。



左足を触られているとき、太ももが痛くなった。お尻の方から揉み解される感覚後に、太ももに肉のような質感があらわれた。
その後、左足の裏でベッドをこすっている、びっくりするくらいはっきりする感覚があらわれた。鈴木さんは「それが大事」磁気ボードに書いた。鈴木さんから、左手と左足、どっちが感覚は弱いか聞かれた気がするが、はっきり答えられなかった。
左手はマヒっぽい鈍さを感じるが、繊細な感覚は少し残っている気がする。はっきりとはわからない弱く思える感覚。左足はベッド上で何に触れたかわからないザラザラとする感覚、痛みのように感覚の存在はわかりやすく思える強い感覚。

右足も同じように太ももが痛くなり、治療してもらってもなかなか痛みは消えず、最終的には「嫌な痛み」に変化していた。しばらくすると最初の強い痛みはなくなっていた。

両足立膝にし、これを支えてもらいながら、手は使わずブリッジ?のようなことをした(両手は全くブリッジの格好はできないため、立膝後に腰を持ち上げただけ・・・)。このとき自分では気づかなかったが、左足がベッドの上でブリッジ様にかるく立っていたから、次に行なったトランスでは、左足はかなり自分の体重を支えている=動けているみたいに感じていた。