今年最初の排便は自分で摘便だった・・・

元旦に頭痛になりおせち料理も食べられず、2016年のはじまりはついてなかった。
年末年始は訪問看護師さんはお休みで、家族で排便を行う。いつも家族による浣腸は母がやってくれて、問題はなかった。しかし今回の浣腸は逆流してしまい半分も入らなかったというのだ。

実は同じことは過去に起きていて、原因は硬めの便が肛門出口を栓するような状態。この場合、看護師さんが摘便を行い「栓」を取り除く。でも今日は摘便を自分でやると言うと、母は無理だと言った。
でも強い便意が起きており、肛門にある便を出さなければ便意は消えない。

入院中に1度摘便をやらせてもらったことがある。実際便を取り出すことはできず、便に触れることしかできなかったが。


手袋をはめ、指にプロペトをつけた。便にはすぐ触れたが、指はすべってしまい、便は肛門出口まで持ってくることすらできなかった。もう1度浣腸したが、やっぱり逆流する。

今度はプロペトをつけずにやってみた。今度は便を崩して肛門出口まで移動させ、爪側の指でピンッと飛ばすようにして「栓」を取り除くことができた。

この後は腸内に動きがではじめたようで、ピンポンボール大の便が自然排便された。開通できたときは本当にほっとした。

便がカチコチに硬かったら便は崩せたのだろうかと思った。看護師さんは指だけでできてしまうのはすごいと思う。


2016年初のブログに、このような内容にしたくはなかった。。。


摘便で思ったのは、マヒで鈍い左手は、集中して便を出そうとしているときには感覚がわかりにくいとは全く感じなかった。
手の甲側など手のいろいろな感覚を摘便では利用できていたようだ。


<追記>
プロペト(白ワセリン)について、訪問看護師さんより伺った。
摘便で指にプロペトを塗るのは、体液が少ない肛門内の摘便で潤滑剤の役割をしている。(保湿効果も)
プロペトを塗りすぎると、やりづらく感じるかもしれない。