知覚、注意、判断、記憶、言語

リハビリが終わったら、感じたり思ったりしたことを書くことは、中里先生に指導を受け始めたものである。2004年の重度の右片マヒのときである。当初はメモ程度で少ししか書けず、書く内容が増えても、文章的おかしい(今もあるが・・・)部分がたくさんあった。

先生はなぜリハビリ後に、リハビリで感じたり思ったりしたことを文章にするよう指導されたのか。

最初私はリハビリの感想文かな?、という位にしか思っていなかった。
次のリハビリのときの内容を先生が考えるときに使われるらしいことは知っていた。

でも今はそれだけではなく、自分の書いた文章には、先生には自分の脳の働きの変化がわかる(リハビリの成果?)ときもあるんじゃないかと思っている。

そう感じたきっかけは、片マヒのときずっと何かしっくりこないものがると感じていたことを思い出したことだった。この認知運動療法は麻痺に感覚がわかりだしたりすごいとは思うんだけど・・・
片マヒのとき、何か自分にはすごい変化が起きている気がするが、理由がなかったことだった。

2度目の脳出血で考えたらすっきりした。 
片マヒになる前の私は、今の私とは、考え方において別人に思えたのである。
自分の考え方は昔と違う。物事の判断の仕方が特に違うと思った、おそらく原因はリハビリだと思う。認知運動療法では、認知は知覚、注意、判断、記憶、言語と説明されていた。
リハビりを続けるなかで、身体の治療をされながら、自分では気づきにくかった自分のものの考え方が変わっていたみたいなのである。