食べる気

最近はよく風邪をひき、食べる気もしないことが多い。
理由がわからずにいたが、やっぱり自分の食べ方に原因がないだろうかと思い始めている。
食べる気がしないから、食事量が減っていき、風邪もひきやすくなる。  いい加減な咀嚼で、危なっかしい大きめな食塊をそのまま飲み込むのが自分の食事スタイル。  どんなおいしいものでも、この方法でなければ食べることができないのは、やがて嫌気がさしてくるのは当然かもしれない。
最近車イスではなくベッドで食べたくなることが増えた。
以前ブログに、「食べるよろこびをあきらめない」というTVを観たと書いた。この番組の中で、小山看護婦さんは食べることができない患者にどうすればいいのか、指導されている場面があり、上半身の傾きは寝ている状態から30度から始めたほうがいいとおっしゃっていた。
確かに飲み込むことが難しく、口の中身をこぼさないように顔を天井に向けて飲み込むタイミングを待っていた自分の食べ方は、明らかに間違っていた。
上半身の傾きは30度位にすると、飲み込みは楽になり安心して食塊は食道に流れる。 ほんの少しの傾きが、飲み込みやすさを生み出していると感じた。  ベッドでの食事なんてリハビリ的には後退しているみたいだが・・でも食べる気を起こさなければならないし・・・ベッドでの食事はのんびりした咀嚼で疲れも少ない。  上半身の傾きを徐々に高い方に慣らして、食事は疲れないと思える方向に持っていきたい。