これもリハビリだったのかな

脳出血後は、年賀状は書かずに夫が宛名だけ書いてもらっていた。
絵と定型文のみの味気ない年賀状で、お年玉がついていなければ全く意味がない・・・

昨年12月に、友人に年賀状に書く文章がたくさんでてきた。文字は不器用な手ではまず無理あから、インターネット上で文字を入力すると、はがきサイズの中で好きな場所に配置できる便利なツールを使った。
それにしても・・・
正確には、友人を忘れていたわけではなく、会えば瞬時に戻る記憶だった。でも会わなければ全くリアリティのない記憶で、それが突然自分の中で機能し始めたように感じた。
時間が経つだけでこんなことは起こるのかと思ってしまう。
脳出血後10年以上で感じた自分の記憶の本物さを知った感覚。

気になることがあった。
透析中、若い技師さんが、話せない私に、いつも筆談に利用している磁気ボードに「お題」と私に見せてくれたことがきっかけだったと思う。「お題」の絵を描きますよ、という意味である。
私は頭に思いつくアニメやゆるキャラのあげていき、最初はそのうちネタは尽きるだろうと思っていた。1年以上続いていると思う。
技師さんは20代で、私は40代。
どの世代であっても見覚えのあるキャラクターをネット上やTVなどで見つけることがあったが、自分のかなり古い記憶にしょっちゅうアクセスしていたことに気づいたのである。
目的は誰でも知ってそうなキャラクターを、鮮明ではない記憶から「何か面白いキャラクター、ないかなー。」とアイデアを思いつく感じで探す。
その上面白いと思ってやっていた。

もし友人に年賀状を書きたくなった原因が、この自分はおふざけでやっていたと思っていた「キャラクターを思い出すこと」を続けていただったとしたら・・・
この「遊び」?を思いついた技師さんに感謝しなければならないかもしれない。。。

追記;
出題した「お題」の例:
ポケモン キューピー 食い倒れ太郎 ピコ太郎 リラックマ バザールでござーる ポムポムプリン シーマン フィリックス ゾンビ ぐりとぐら バットマン ファービー グリコのおじさん(1粒で300m・・)など

透析スタッフより出題、「お題」を思いついた技師さんに酷似?!・・・パタリロ