動かない私

今日ほど自分の身体、何とかならないものかと思ったことはなかったように思う。

マンションのエレベーターが故障で停止したため、透析に行くため、ドライバーさん、ヘルパーさん、たまたま休暇をとっていた夫、3人がかりで60kg以上ある電動車イスに乗った私を階段で降ろしてくれたのである。
透析が終わってもまだエレベーターは動いておらず、父が私を抱えて階段を上り、ドライバーさんが電動車イスを抱えて上って来てくれた。

左足1本足だけでも立てたら、杖でかばいながら一人で階段は降りられるはず。
今の自分はまるで自分の身体を使うことを放棄しているように思える。

ほとんどない知恵であっても、自分は動きたいなら、挑戦し続けるべきであった。