イメージ失敗

先生のリハビリでは、横に寝返る格好で、(感覚がしっかりせず押されていることはわかるが場所がよくわからない)指圧を受けているようだった。予想は股関節周辺が押されているように感じたが、痛いし、この場所を押す感覚を感じるのはおそらくリハビリでははじめてではないかと思った。その後同じ格好で足の曲げ伸ばしも行った。その時はされるままではなく、動かされるスピードに合わせるように自分でも足を動かした。

今回できると思ったイメージができず残念だった。
先生の手の動かし方は足首を軸に、足首から下をシーソーのように動かそうとしているのではないかと思ってしまった。つま先が上になったり、踵が下になったり、その逆も。でも足には何も起こらず、頭に映像もなかった。
大抵、一番最初に思ってイメージされるのに変だなとリハビリ終了後も気にはなった。
翌日、夫の足の動きを見せてもらったところ、イメージになれるわけがないと気付いた・・・
シーソーは左右は同じ長さだが、足はつま先側が長く踵側がすごく短い。
シーソーは左右同じ動きだが、足はつま先側と踵側の動きはまったく違った。踵はほとんど動いていないではないかと思った。

どうしてこんなイメージしかできなかったのだろう。
足の動きとはどんなものか知識で知らないのは当然のことだが、自分の身体のことなのに「こんな風に動く」と思い浮かべられないなら、自分と同じ人間の動いている身体の動きを観察したらイメージはしやすくならないものか?

この日のリハビリの最後に座ってみて、バランスは先生や母に支えられて大変だったと覚えている。しかし先月リハビリ初日に座ったときは両足は、先生の両足で抑えられていたが、この日は先生は「足の裏がついている感じする?」と質問されており状況が変わっていると思った。右足の踵にスーパーボールみたいなもの埋め込まれていてそれがわずかにどこかにあたった感覚があった。
しかしリハビリを受けたのはずっと左足だけで、右足が回復方向に感じられるのは不思議な気がしてしまう。


以前のブログを思い出した。(入院中、PTの女性の療法士さんが認知運動療法の本を読んで私を診てくれたときのもの)
触られていない部分に、触られる感じがすることは退院後にはないと思う。
ただ入院中の足が2本ある感覚は弱かった。左右どちらの足が触られたのかを感知するのも鈍かった気がする。間違えて感じることも?

また触られていない足に感覚が  2011.11.14