ふくらはぎが痛み出した

リハビリで、椅子に座った。
もう上半身がぐらつく心配はないが、右手は少し緊張して持ち上がっていた。

上半身は安定しているのになんでだろうと思った。
変だったのは、背もたれにくっついている感覚は、妙に左半身だけ強く感じていたことだった。
自分の体重は左に偏っているのだろうか。
両足は、先生と父によって固定されていたせいだろうか、右半身も完全ではなかったが徐々に背もたれにつく感覚がし、そのせいか、右手は腰近くまで下りてきた。

先生に言われて左右を見たりして首を動かした。
怖い感じは特にしなかったが、左側に首を動かすことに若干抵抗を感じたというか、あえてたくさん動かないようにしていた。

先生は、左手で右手をもち上げるようと指示した。
これは難しかった・・・右手の手首や肘を持っても、右手は硬すぎて動かなかった。

先生は、私の右手の折曲がっていた指を開いた。完全に開いたわけじゃなかったが、手のひらにくっついていた指はしばらく離れていた、

この首や手を動かす最中も、自分は楽に座れている・・・という実感があった。
上半身が不安定であるときの座位は、身体全体は緊張してできるだけ動かずじっとすることで精いっぱいだった。


夜に両足のふくらはぎが痛くなり2時間くらい眠れなかった。
リハビリのあった夜に数時間足が痛くなることは、通院してリハビリを受けていたときにも今まで何度かあった。
でもいつも痛む場所は特定できず、足がなんか痛かったのである。
痛いのは嬉しくないが、場所の分かった痛みは、どこが痛いのかわからないときよりも、何か痛みはそのうち消える感じがしていた。