Coccinelle(仏) コクシネル

幸せの象徴であるてんとう虫の形をしたケーキ。甘くやさしい味わいはお子様にもオススメです。(ダロワイヨの㏋
友人が幼稚園の子供と一緒に遊びに来てくれたときに買ったことはあったが、自分の誕生日に買ったのははじめて。
最近食欲はなかったが、別腹で半分食べた(直径20cm程。中は軽いチョコレートケーキという感じだった)。

改めて50代が近い自分を思う。
透析がなかったから、12歳で腎不全になったからまず生きるのは無理だったのに、こんなに生きることができている。
私が50歳になったら、普通の感覚で若くないと思うはずだが、自分が年を取るのは、やっぱり健康な人とは歳を重ねる意味が違うんだろうなとも思う。
健康保険で週3回高価な透析で延命ができている。
透析で完全に腎臓の代わりならず、無尿で水分・カリウムの制限はあるし、透析で除去できないものは体に入れないとか、骨の代謝異常で骨は日々壊れて作られるものだが骨密度は下がる一方で、透析を続けるといろいろと合併症があったりする。
私は長く生きてもいいものかと感じることがある。
献腎移植をしたいと感じたときも同じことを思った。
分の生きるベースがそもそもなくて、自分のいる社会の仕組みのおかげで自分の人生がつくられてきた。

そう思うと、自分は若くないと思うのはどうでもよくなってくる。
自分が年を重ねることができるのは、感謝でしかないと。




私「ケーキ切って」
夫「かわいそう、、、」
私「気持ちはわかるけど、どうやって食べるの?」
夫「・・・。」

私は夫に頭が上がらない。