20130226 一筋の光がさし込んだような・・・

■今までの車イスの乗りにくさ

近頃先生のアドバイスで、クッションを時々取り替えたりしたことが功を奏したみたいである。
先生がおっしゃるには、人間はいつも決まった格好で座ってはいないし、いつも同じ格好で座り続けたら痛くもなるでしょう、いろいろな座り方ができない私の場合は、違うクッションに時々取り替えることで、座り方にバリエーションを持たせていたそうだ。そのことで私の身体のほうから車イスに馴染もうとするようになり、今は「クッションのせいで痛い」などということがなくなった。

■マヒの強い右足で課題を

退院後はじめたリハビリのとき、両足には感覚はないような状態でだった。約10年前に片マヒになった右足に比べ、マヒの弱い左足についてこれまで課題を出していただき、徐々に感覚がわかりだした。前回のリハでは”向こう側の感覚”という、内面的に感じる感覚だけではなく、触れているものがどんな風に動いているかなどという感覚もはっきりわかりだした。

先生はまず、前回のリハで左足で”向こう側の感覚”がわかったのは本当だったかどうか、1問課題を出しては答えを出すのでなく、5,6問続けて課題を出した。「不正解は1問。本当だったみたいね。」とおっしゃった。私も前回同様な感覚の感度の良さを感じていた。

次に先生は「右足ね」とおっしゃった。最初動きがわかるか聞かれ何もわからなかった。次第にまず摩擦感だけわかり、足首から先を左右・内旋外旋に動かされどう感じるか答えていた。先生はわりとわかるのね、とおっしゃり、自分自身も少し驚いた。わかる範囲で感じているから言葉で伝えることができていることに、である。
先生は足が2本になった、とおっしゃった。2本の足の感覚がわかれば、両足の動きの可能性もあるからである。

■これさえなければ・・・

感覚がわかりはじめてうれしい。でもわかりはじめた頃から右足の痛みが起こった。楽な体勢もなく、時間がたつのを待つのが痛みから逃れる方法かと思った。でも夜寝られないのはまずいので、痛み止めを飲むと効果があった。だが一番いいのはこの痛みに慣れることという気もする。痛み止めが切れた後の痛みはなんだか疲れる。
リハ後4日目の入浴では、いつも力が入っていて洗いにくい右側の脇の下だが右腕の緊張がとれていて洗いやすかったと言われた。