現在の話し言葉

まず自分の声が聞こえるようになってから話せるようになるらしいことをリハビリで聞いた。

入院中は自分の声がでているかどうかは、は振動を感じることで判断。先生が私の声が出ているとおっしゃったときの振動と似ていれば声は出ているんだろうと思っていた。その頃は、体内で自分の声(うめき声?みたいな・・・)聞いているようだった。

その頃に比べたら、自分の声は聞こえている。わずかな音付き振動のような・・・
猫を呼ぶときや?で終わる言葉のとき、自分の声は語尾が上がっていたり、自分の感情といっしょに声が出ているのが少しわかる。

最近は、話せてはいない自分の言葉がなんとなくわかりはじめた。感情が先走りしているような。一語一語区別がなく、その一語自身も「た」なのか「か」なのかわからないなど、言えていない。最初、一語一語話せていないのは、私の舌の動きが悪いからそのせいだろうと思った。ところがある日、なにげなく鏡に映った自分の顔を見ながら「ももちゃん」と呼ぶと「にゃー」と鳴いた。ももちゃんは、私のいい加減な「も」の発音で呼んでも返事をしない猫。私の発音のリハビリに役立っている。ももちゃんが理解したということは夫もわかるのでは、と鏡を見ながら話しかけると通じた。鏡の前だから意識して口を動かしていないはずなのに。ただ自分が思う、話をしている自分の顔に合わせて口が勝手に動いたのだろうか。わからない。
意識して言葉を作ることは難しい。鏡を見ずに、鏡を見ながらのように話せればよいのだが。