20140527 補聴器をつけてみた

PT岩崎先生から指摘のあった、「補聴器は?低い声が聞こえるのでしょう?」

気になっていたが、ふと、そういえば自宅から歩いて2、3分で補聴器のお店があることを思い出し、まずインターネットで資料請求した。補聴器はいろいろ機能・スタイルがあり、高音域が聴こえない場合の補聴器もあるので、認知に関する聞こえの障害にも対応しないが、何か変わるかもしれないし、全く聴こえないわけでないということを頼りに、リハの帰りにお店に行ってみた。

最初は聴力検査を行った。ピーと聞こえたら手を挙げるように言われたが、「ピー」は聞こえず、物が壊れるような音が時々していた。私は普段実際の聞こえる音は尋常でないから、試しに2回目の検査はこの壊れるような音がしたら手を挙げた。 結果はまた低音域しか聴こえなかった。 そして選ばれた補聴器をつけてみると・・・

雑音がクリアになっていた。
説明してくださったお店の人(店長さん)の声が鮮明に思われた。テレビから聞こえる話し言葉はきたい部分が聞こえて、どうでもいい語尾だけ聞こえる。こんな違いもわかりやすくなっていた。

面白いと感じたのは、店長さんの声は雑音からすくい取ったように聞こえたことだった。雑音がボリューム的に抑え込まれて、聞いている店長さんの声が立体化されたされたように聞きやすく感じた。言葉はわからなったが、はっきりわかる雑音からであれば、聞きたいものを拾いだせるようにかもしれない・・と思った。

自宅に帰り、変化はあった。物が落ちる音も雑音の一部に過ぎなかったのだが、筆談で使っているホワイトボードを父が床に落とした瞬間、身体がびくっと反応したのである。