20160426 息抜きのリハビリ

血圧は確か120台。今回は、普通の椅子に座り、右手をいろいろと使うリハビリだった。

長い筒を右手で持ち、左手で筒にひもを巻いてみた(動画)

短い筒を右手で持ち、筒でフリースか和紙、どちらかに触れているか感じる課題(動画)


最近座位のバランスを身体で理解するリハビリが多かった気がするが、よく右半身や坐骨近辺が痛くなっていた。「両麻痺」であるから身体の痛みはわからなそうなのに、リハビリの度に痛くなるのは、感覚がわからない麻痺の感覚を、感覚を感じる感覚へ、脳が変わろうとしているからだろうと思っている。

それと比べると今回のリハビリは、痛みはほとんどなく、両手を使ってみたときは楽しかった。右手に空のペットボトルを持ち、左手でキャップを開け閉めしたり・・・右手でラップの芯の一方の端を持ち、芯のもう一方の端には長いひもがついていて左手でひもを芯に巻いたりほどいたり。


今回マットではなく普通の椅子に座ったが深く座れなかった。マットに座るよりも姿勢は悪く安定して座っていた。右手の課題や両手を使うことでは、両足は地面についてほぼ静止状態を保っていた。
でも私の座位はまだ不完全である。マットでの座位では、先生が背後に座っていてサポートを受けて、座位の練習を行っている。

◆片マヒからの右手の変化

中里先生に、片マヒのときより右手は良くなっているね、と言われた。
私もそう感じていた。
片マヒのとき、右手は肩まで上がり異常な緊張状態で、それを治療後に、右腕は肩関節からはずれていた(亜脱臼)を治して頂いた。その後手の指やてのひらの感覚の課題に挑戦したがかなり難解だったことを覚えている。何かに右手が触れているのは感じるがそこからがわからなかった。でも右今回の右のてのひらの課題を受けて、片マヒのときに課題に感じていた感覚との違いがはっきりした。今てのひらに感じるものは、迷う事のない、頭の中で言葉で表現しはじめていた。片マヒのときに右てのひらに感じていたものは、テレビの砂嵐のようで表現が難しかったと思った。言葉で表現する以前の、自分の中で感覚はこう感じているみたいなものができあがっていなかった。

筒がてのひらに軽くあたり、圧力を強めに感じたからかたいと思ったようだ。