NHKプロフェッショナル「食べる喜びを あきらめない」

NHKのプロフェッショナルのいう番組。たまたま予告編を見てみたいと思った。
食事がうまくできない人に関係する内容だった。


今までに脳梗塞などで約2千人の食べることができなくなった人々を、訓練することで再び食べる力を取り戻した小山看護師さんの話だった。

放送の最後のほうでは、ある患者はあと2週間訓練をしても嚥下造影検査で誤嚥が起きたら主治医から胃ろうの手術と決断。番組後半だったため恐らく誤嚥は起こらないと思いつつも、同じことが自分で起きたらと緊張する嚥下造影検査だと思った。

放送中、何度か「できないと思わない できると信じる」という言葉がでたと思うが、この小山看護師さんの信念だと思う。食べることができなくなっても、訓練することで再び食べられる人々を見ている人の言葉である。訓練すれば食べることができるのに訓練を受けられずに、胃ろうの手術を受けて食べる楽しみのない人がいるのはおかしいと思った。

私は食べられるとはいえ、嚥下造影検査で飲み込むとき誤嚥しかかっているとは言われており、普段自然に唾液が飲み込めずむせてしまうこともある。
コップに口をつけて飲めない、吸う力が弱いため普通に麺を食べられないなど、できなくてもそれ自体はとても必要なこととは思ってこなかった。

でも番組で、ある女性は訓練で食べられるようになって、しゃべられなかったのに小山看護師さんに「お疲れ」と口から言葉が出ていた。
飲食に関する障害は、そのままでいいわけがない、と思った。