今回のリハビリは心の中で唸ってしまった。
痛みには、頭の切り替えがよいと先生がおっしゃったのである。
私は痛みを感じているときは考えが停止しているのですかと質問したら、先生は違うという表情だった。
最近、簡単な言葉のやり取りには、ひらがな50音のキーボードを入力し、50文字位までがひらがなでディスプレイ表示され、機械的な音声で聞くこともできる「PECHARA」を使っている。
そんなに大きくないが重いキーボード「PECHARA」は、ローマ字入力しなくてよい。
でも先生の打った文字を見るには、「PECHARA」を起こしディスプレイを見やすい角度にする。
やっぱり重い・・・。
先生が打った文:「もじをよんでいるときいたくなかったでしょ?」
痛みを感じなくする頭の切り替えってそういうこと?
大脳のはたらきで、痛みを感じなくする(超人的な)・・・先生はホワイトボードに書いた
(超人的な)、の部分で自分は無理と私は手を振った。でも先生は、
頭を切り替えて痛みを感じなくすることは訓練です、とおっしゃった。
リハビリ終了後、訓練で痛みを感じなくすることはどうやるのかなと思った。
今後も起きる可能性がある痛みの出た場面が訓練の場面だと思うが、先生には痛みが出たことを伝え、意識的に頭は痛みとは関係ない方に注意を向けさせる・・・
痛みを感じる自分を思い出す。
痛いという感覚を感じながら、それ以上に興味があるものじゃないと、意識は向かない気もするし・・・これができる人ってどうやっているんだろう。
訓練で痛みの感じを自分でコントロールできるようになりたい。