重度のマヒ感覚

今回のリハビリでは、顎の関節のリハビリが楽しみだった。
先週は、耐え難い勝手に涙が出る痛みのリハビリだったのに、痛みが消えていたからである。
そのとき私は即座にこのリハビリは終了?と尋ねたら、先生は首を横に振った。
残念ながら、今日の顎の関節のリハビリは痛かったのである。
でも涙は出ておらず、十分耐えられる痛みであった。
今までの強烈な痛みと先週の弱まった痛みは、かなり落差があって、普通の痛みは感じなくなっていたのかもしれない。
自分の言葉は先生に聞き取れるものは増えているみたいである。
これからは、13文字以内はしゃべるよう先生に言われた。。。

今までも先生による足首を押すようなストレッチはあったが、今回はリズムを感じたので、目を閉じて足首からリズムを感じながら何かをイメージをできないかと思った。
足首から先に、スキューバダイビングの水搔きをつけたようなイメージ。
でも私は水搔きはしなやかに動くのに、水搔きは動きにくい足のすねの方ばかり動こうとしていた。

しばらくすると、膝前方が痛くなった。
左側のリハビリのを行っていたが、先生は右足首を押すようなストレッチに切り替えた。
すると今度は右側も膝前方が痛くなった。

左右の膝が痛むことで、それぞれ痛みはまるで違うと思った。
左側の痛みは、締め付けつけられるような痛み。
右側は「マヒだから感じてる痛み?」と答えていた。

すると先生から右側の感覚は「どんな?」と聞かれ、
私は「くすぐったいに似ているような」と答え、
先生は「異常感覚だね」
とおっしゃった。

この感覚は右側でしか感じない。
もっとすっきり表現したい・・・後から浮かんだ表現は、強い尿意であった。
この感覚が、重度右片麻痺だった、右側膝に現れる異常感覚である。