どういうときに人の言葉がわかるのか

先週のリハビリ開始前には必ず血圧を測っていただく。

「高め、とはいくつ?」と聞くと三上さんはきょとんとしていた。
私は短い聞こえは時々あるが、三上さんの前では一度もなかった。

考えてもわからない短い聞こえ。
聞こえたときがどうであったか思い出したいが、記憶には、声ではなく意味だけで不思議である。

今朝、私の車イスの警報が鳴って、「車イスの警報が鳴っています。どうしたらいいですか。」と聞いた。
人が近づいても肩を叩いてもらわないとわからないことが多いが、後ろから近づいて来られたヘルパーさんの言葉を聞いて、カバンにあるクリアファイルを見ていただけますかとジェスチャーでお願いした。
クリアファイルとは、車イスのHPにあった、写真の電動車イスのエラーの対処法のコピーが入っている。