▲眠れないことがリハビリには良かった一例?

リハビリ前夜はなぜか眠れず、朝方2時間寝て、朝食をとりリハビリを受けた。
眠れず朝方数時間寝た後は、大抵頭はすっきりしないまま1日が終わることが多かった。

ところがよくわからないが、この日は頭すっきりしすぎてるからか、麻痺の重い右足で立膝はいつもと違う頭の動きだった。 「むずかしいだろう」⇒「できるかも」と頭の転換が容易だった。 麻痺が重症だったりすると、本当の感覚がわかりにくく、今回も三上さんに「さがしましょう」と言われたのは、立膝の麻痺の重い右足のつま先がマットについている感覚だった。

最初は、マットについた右足の感覚はわからず、過敏症のような感覚が足首からあった。
三上さんが立膝を左右に動かし続けてくださるので、それと似た動きをマットについたつま先はあると思い、その動きを感じながら、頭の中でつま先を動かす映像みたいなものを思う。
マットについたつま先が、左右に重さを受けているらしいと感じはじめ、足首にあった感覚は消えて、右足のつま先はマットについた感覚があるとわかった。



リハビリから帰宅後

朝方2時間寝た状態でリハビリ後は3時間熟睡、夫に起こされ、ひどく喉がかわいてアイスティを飲んだら訪問入浴時間になった。  訪問入浴は、シャワー入浴と違い湯舟に漬かることができるので、私はいつも気持ちがよくぼーっとしていた。 でも3時間熟睡後の入浴は、眠くならなかった。 これは朝風呂という感じなのだろうかと思った。


リハビリ後のある変化

自分の身体の数か所で筋肉の動きがあったと感じたことがあった。
それに気づいたのは、リハビリを終えた後の夕食中で、私は口にたくさん食べ物を運んで噛むことができないのだが、口腔内にいつもの量の食事を運んでも口腔内にはスペースがあると感じたことだった。 そのときイメージしたのは、リスがほほいっぱいに食べ物を食べこむ姿だった。
 夕食は餃子だった。
 いつも餃子は半分切って食べていた。 まるごと1個の餃子は口に入るのだが、
 口の中を移動できず噛めずにいた。 試しにまるごと1個の餃子を口に入れると、
 難なく噛めていた。
歯磨でぶくぶくができない、訪問歯科でのリハビリで1度も頬をふくらませることができない、そして口に食べ物を保持できずにこぼれないようにいつも上を向いて食事をしている。
これらを解決するのは、頬の筋肉が動くことなのではと思った。


突然見えたやる気みたいなもの

この日のリハビリでは、立位と歩行練習があり、自分の足には骨太な感覚があって、倒れてもどうということはない気分だった。
歩行練習の足の振り出しは異様に遅いと感じた。



立って歩く筋肉を使う感覚を感じて、ほとんど動きのない頬の筋肉の存在は、身体全体の筋肉の動きとしてバランスが悪そうに感じた。
そう思ったのは、理科室で見かけた、ガイコツと気持ち悪い筋肉で覆われた人間の模型を思い出したこと。
ガイコツは、関節には空洞はありそうでも、筋肉は頭から足まで骨にからまるようにびっしりつながっていると記憶している。

頬と関係なさそうな足の筋肉をいつもより動かしたら、動かない頬の筋肉は、たまたまかもしれないが、つながりある筋肉は関係し合って、少し動いたのではないか。





今回リハビリを見学された男性がいらっしゃった。(沖縄ご出身)
お名前を伺うと、ホワイトボードに、すばやくきれいな字で書いてくださった。
笑顔が自然で、見学されている緊張感はまったくなかった・・・
リハビリにお手伝いいただき、どうもありがとうございました!