teach!・・・①

最近載せなかったもの

車イスに乗った状態で背中に細長いタオルやクッションを入れるだけで姿勢が
治るという(実際自分で姿勢が治ったという実感が感じられなかったのは残念だった)
ことを教わった。どうしてそんなことが短時間でできるのか、しくみを知りたいと思った。
鈴木先生、教えてください



中島さんがあまり実感できなかった事を考えると、私のもくろみが外れていたのかもしれませんが、
一つ目の理由として、正中の認識を高める事ができたからだと思います。
正中認識とは簡単に言うと、自分の身体がまっすぐな状態であると認識している事ですが、
背中に一本通っている脊柱がこの役割を担っていて、本来身体のほぼ二等分線上にありますが、
中島さんはこの軸がずれているため、正中線を認識してもらう事で姿勢を改善できるのではと思い、
真ん中にタオルを入れました。

しかし、この間姿勢が良くなった理由として、一番大きいと思うのは、覚醒が上がった事ではないかと観察から感じました。
背中にタオルを入れ、脊柱という感覚が過敏な場所に刺激を与える事で覚醒が上がり、座位を保とうとする意識が出た事で、姿勢の改善に
つながったとも考えられると思います。

タオルを入れる前の中島さんはまるで人形の様に、起きてるのか寝ているのか分からないような状態だったので。。

そういった覚醒を上げるといった意味では、タオルは有効な手段だったのかもしれません。