リハビリ 20121023

リハビリ前になにか母と中里先生と私の聴覚障害について話したらしい。先生に何か話せる言葉言ってみて、と言われた。入院中話せなくて笑われた(自分も一緒に笑ってた)言葉はいっぱいあって、恐らく滑稽な話し方しかできないはず。最近訪問看護師さんに「はっきり聞こえたよ」と言われた「まあまあ」だけ答えた。先生に「中里さん、と言ってみて」と言われ、緊張して「中里さん」。聞こえない自分の声、聞きたかった。。。

今回のリハビリの記憶は曖昧だった。眠気も無く頭はすっきりしていたのに。

先生:ふくらはぎ触られているのがわかるの?
私:表面的にはわかりませんが、肉が動いているだけはわかります。  

■閉眼して○△□どの図形が足首で描かれているかをあてる課題は、頭の中にある形は正確な形ではなかったが、答えるに十分な情報になっていた。(図1)

■足裏を縦方向や横方向どちらにこすられているか(図2)

1問目ははっきりしなかったが縦に動きを感じていて正解だったが、2問目はへんな動きだったが(図2の右矢印)、1問目の縦の動きとはだいぶ違うと思い横方向と答えて不正解。消去法的な答え方よくなったと思った。後から読み、意味がわからず・・ その答え方は、自分が本当に感じたものではなく、本当にそうだと思えていない感覚同士(1問目も2問目もはっきりしてない感覚)で比較しただけで、正解に辿りつきそうにない。自分で感じているものを正直に(?)答えるのが近道な気はするのにそれができないときがある。

■手で2つのスポンジを触って確認。やわらかいスポンジは押した指が沈み込むやわらかさで、硬いスポンジは指で押してすぐ弾力感を感じるやわらかさで、やわらかさの違いは分かりやすいものだった。この2つのスポンジを使い、足裏の踵で踏むようにして感じてみる。

最初に硬いスポンジには足首に少し痛みを感じた。先生に足裏は?と聞かれ、確認しようとすると、足裏とふくらはぎも痛みはじめた。

2つのスポンジを交互に確認していくうちに、やわらかいスポンジにも痛みを感じはじめた。

リハビリを終えてその夜、私は何気なく足元の掛け布団を両足で引っ張り上げていた。右足に布団をのせ、左足で支えながら。今までなら両マヒの足で布団を引っ張るなんて「動けないから無理」と考えるところだったが、 無意識では両マヒの足を使おうとしているのか。少なくとも自分の足に対する考えが変わったのではないか。