20141028 眠気と格闘のリハビリ

自分でも、やがて睡魔に負けて寝ちゃうのではと思った。
出掛ける時はなんともなかったのに・・・
タクシーの中で眠くなり、病院に着くと、いつリハビリ室に入ったか覚えていない。
血圧は、89/50台。今までリハビリ前に測った中でもっとも低かった。
「寝ないでいられる?」自信がなかった。
最初のOTもマットの上でおこなった。空中に、先生が私の人差し指を持ち描かれたものを当てる課題。すべて正解。ハート、星、お花、猫。考えてみると単純な絵ばかりだったが、眠気の中、雑念とかなく何かを描く指に集中していたと思う。
指で描いた絵がわかるとすぐ口で答えていた。眠気があると、自分が言いたいときにはポメラなどで文字であらわすことを忘れているようだった。短い言葉だったが、答えてすぐ先生の反応があった。私の言った言葉を、先生は少し聞き取れたようだ。

PTでは前回自分の動きを感じられなかったためだろうか、前回のおさらいのような内容だった。
寝ながら膝と股関節を曲げると、なぜか今回は右足の股関節は痛くぎしぎしとスムーズに感じなかった。
はっきり覚えていないが、先生は一旦それまで身体を丸めるように膝と股関節を曲げるのを止め、膝の曲げ伸ばしみたいなことをやっていたと思う。そしてもう一度膝と股関節を曲げると、右足は全く痛くなかったのである。

寝返りを始める前に、先生は身体をパーツと考えないで、とおっしゃった。
どうやって寝返るかを考えるとき、手足は同時に動いている気もする。身体を順番に動かすものと考えていると何かが違うようで・・・たぶんうまくいくイメージが頭に浮かべばよいのだが・・・
テレビのCMで見た、エステとかのクリニックだろうか、若い女性が、広い絨毯の上をコロコロと、身体をまっすぐにして転がっていた。どうやって自力で転がり続けるのだろう?と思った。今行っている寝返りに比べたら難しそうだ。でも転がるイメージを考えるときには重なる部分はあるかもしれない。

自宅に帰り、血圧は110台に回復。眠くもなく頭はすっきりしていた。