20141104 治したくても治せないでいるものが課題に?

■OT 先週の続き/肩を動かす

今回は血圧は113で、全く眠くない状態で、机の上で、先生が私の右手を持ち漢字1文字を書いた。先週は一筆で描けた絵ばかりだった。漢字を書くとなると私はこんなに記憶ができなくなるのか?獣のへんしかわからず、あとの手の動きは私には2本の線がクロスしたり四角を途中まで描いているようにしか思えなかった。正解の「猫」に辿りつくのには、宙で書いたり時間を要した。先生は、私が前回の課題ではポメラを使わずにダイレクトにはっきり答えていたとおっしゃった。ひどい眠気の中、頭は半分寝ているようだったのに、しゃべる言葉はいつもよりはっきりしていた・・・不思議だな、と思ったが、課題に取り組むには、このときは確かに条件が良かった気もする。眠すぎてあれこれ考えることができず、課題を考えるのが精一杯だった。その状態が、何かに集中しているときと似ていると思ったのである。

先生に肩を動かされている間、時々痛みを感じていた。右の首筋あたりだけだと思っていたら、今回左側の似たような位置も痛かった。今まで肩を動かす時にこんなにあちこち痛くて落ち着きがないときはなかった。先生は「肩こりですね。かたくなっている。」。今までと同じ肩の動きをされたと思うのに、今回の感じ方はまるで違う。肩や腕を動かしながら先生は「一点を見て首を動かさないで」とおっしゃった。意識して首の動きは止められるようなのだが。
なぜだかわからないが、私の首はついさっきまで真正面を向いていたのに、食事や字を書くときなど、気がつくと肩に吸い付くように首は曲がっている。正面から見ていたものを、横から覗くようになり、おかしいと思い首を起こす、こんな不都合なことが日常の中でよく起きている。



■PT 体幹?、足の感覚の課題

身体を先生のサポートで前後左右に車イスに座った状態で揺らした。前後左右だと4通りだが、自分がどっちの方向に揺れたか答える課題では選択肢は8通りで、描かれた色のある矢印を指差して答えるものだった。おおよそわかっているようだった。でも先生から「気持ち悪く感じたのはどの方向?」と質問され、その表現通りのときがあった。倒れる方向がだいたい決まっているが、倒れようとしながら、身体は他の方向にも倒れようとしているのではと思える動きだった。方向は、右側前方だった。

足を前後に動かされ、これを見ないで前後どちらか答える課題。左足は前後に動いている感覚はわかっており、右足中心の課題だった。右足が前方に動くのはなんとなくわかった。ひょっとしたら筋感覚を感じているのかも・・・動かされている膝の感覚が弱かった。
このリハビリ中しょっちゅう感じられていてずっと気になっていた感覚が、自宅で最近よく起こる右足の痛みにすごく似ていた。リハビリで右足の感覚を私は「くすぐったいような、痛いような」と言った。自宅で、フットレストから右足が落ちてしまったとき、ベッドで右足が激しく曲がり、右足裏が左股関節に届きそうになるときは、決まってこの感覚である。ちなみに、この右足の曲がりは入院中は起こらなかった。右足が動いている証拠だと思うが、一旦曲がってしまうと、簡単には戻らないことが多く、力ずくで右足と左手元に戻そうとする。力がないときは、介護者にお願いしている。。。



今回のリハビリは、日頃身体についてよくしたいと思っているものと関係がありそうなものが多かったなあと思った。