痛みを回避するとは

もはや痛みが出るのが当たり前になったリハビリ。
先生が痛みを感じなくする方法についておっしゃったのは、リハビリが今の痛みがよく出る状況になるだろうとわかっておっしゃったのだろうか。

今日は痛みが出る前から、壁に貼ってある嚥下体操の説明を読んでいた。
これには老眼のため?時々読めない小さな文字もあったりするので、楽しくはないが見えにくいものを見ようとするので集中力も使えてみたいだ。
全く痛みがないわけじゃないが、弱い痛みと遠くに痛みはある感じがして、この状態が続けばいいなと思っていた。でも先生がどんなリハビリをやってくれているのだろうか気になり、目線を壁の貼り紙から自分の足に移すと、しばらくして強い痛みが起きてしまった。

「痛みはなぜ起きるのですか?意識が向かなくなると痛くならない・・・」と質問した。
「脳では、痛みが起きた場所から信号が送られ、その信号を痛いと感じる部位に伝達することで痛いと感じる。脳にほかの強い信号を送ると、痛いと感じる部位に信号を送らなくなる。」

痛みより強い信号を脳に送り続けないと、痛いと感じる部位にまた信号が送られ始めてしまって痛がっていたのか・・・

先生とはpomeraで質問・回答などを行っていた。

リハビリに関係ないが、ベッドに置いてあったVAIOのノートパソコンを先生が見て持ち上げたりして父と話していた。2度目の脳出血前に購入したパソコンで、内蔵型Felicaポート(今は全く遣っていない)でネット決済について話していたようだ。
先生はパソコンは趣味ではないそうだが、自作パソコンを3台作ったことがあるそうだ。
認知運動療法を勉強してご存知だったし、「先生すごい!」と思ってしまった。

「pomera打っているとき痛くなかったでしょ?」と先生はおっしゃった。
そのあとに来た痛みに比べたらすごく少ない痛みだったが、pomeraを打っている状況は、「邪魔だなあ、痛み。でもpomera打ちたい・・・」という痛みとやりたいことが共存していて、意識の葛藤があったみたいだった。

最後の痛みは強烈で、「これはギブアップでしょう・・」と思っていたし、そのとき先生もしかめっ面で大変そうで、最後に先生は「お互いにがんばりました」と。。。

「何か変わったのでしょうか。」と質問すると、
足軽くなっていない?」と先生はおっしゃった。
私は軽くなった感じはわからなかった。感じたのは、両ふくらはぎに暗い電球がついたような存在感だった。