座り直しに関連して顎のリハビリも必要になった

今回、リハビリ前に先生に読んでいただいたメモである。

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座り直しが不要になる方法ってないものでしょうか?

車イスにずっと長く座っていても座り直しは不要なときもあれば、座り始めてわりとすぐお尻の位置が前方にずれているときがあります。
座り直しが必要な時は、頻繁に起こることが多いです。

どういうときに、お尻の位置が前にずれてしまうのか知りたいです。
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今頃になって質問するものでもない気はしたが、自分がなぜ座る位置を前にずらしてしまうのか知りたくなった。

先生は顔を上にそらすと、肩付近(肩甲骨の辺り?)がバックレストを押し、お尻が前にずれるが、心当たりがあるかとおっしゃった。

大いにあった・・・飲んだり食べたりするとき、飲み込みが下手な場合は、なかなか飲み込めず口の中は唾液が増えて、これをこぼさないよう顔を上に向けている。
透析前の朝食はヘルパーさんに用意していただくが、食後には座り直しが必要だった。

先生の前で、吸い飲みから水を飲んだ。少ない量のラッパ飲み。
口を大きく開けたり閉じたり。でも閉じることは難しかった。

先生は私の顎の関節を強く押し、口が閉じられるかもしれないとおっしゃった。
私はうれしいと思ったが、顔の外から顎関節を押したり、口の中に指を入れて筋肉を引っ張る・・・この治療は本当に痛かった。筋肉を引っ張るときは力を入れないよう言われた。
顔の筋肉を柔らかくしようとしてるから、力を入れて筋肉を硬くしてはだめなんだろう・・・でもくどいが痛い。

先生にも痛さは伝わっていたようで、「このくそおやじ、という目で見ていた・・・」とホワイトボードにお書きになった。。。

先生ひどい、とは決して思ってはいなくて、痛みがあるのは仕方がないが、もう今日はこのくらいでいいのでは、とは思っていた。顎の関節は壊れているから治療が必要である。でもすでに顎の関節は壊れており、治療したから確実に口を閉じることができるかどうかはわからないみたいだ。

来週からは、足と顎のリハビリを行っていただくことになった。

書かなかったが、今回先生から伺ったことで、座り直しが必要になる自分の身体の動きが何となくわかった気がする。
緊張させて筋肉を硬くして、絶対に倒せないバックレストを押す。

来週からのリハビリは足と顎だが、関係があるのかなと思った。
最近はなくなったが、以前、私は食事中足をばたつかせていた。
口を動かすと、足に放散反応が起こり、腕には起こらなかった。
素人の感覚では不思議だと思っていた。

リハビリの専門用語では、ある部位の運動によって、その他の部位へ緊張が伝わってしまうことを「連合反応」や「放散反応」と言います・・・脳梗塞・脳出血 後遺症のリハビリ「動きのコツ」・・・生野達也(動きのコツセラピスト/ PT) より