口の筋肉が動かないと、口は閉じることができないらしい

リハビリ前に先生に読んで頂いたメモである。
------------------
先生はどうして顎の関節がこわれていると口が閉じることができないとお考えになったのですか?
私は口を閉じられないのは、右側が強いので、マヒが強いせいだと思っていました。 緊張する透析通院の送迎車ではいつも唾液が出ないようタオルで口を押えているのに、その必要がないことが何度かあったんです。 まだはっきりわかったことではないのですが、自分が唾液が出てしまうのは口が開いているからだと思っていたので、口は閉じ始めたのでは・・・と思いました。
------------------
先生は、
「顎の関節と口を閉じることは別ですよ。マヒがあると、唾液が漏れることはあります。」
とおっしゃった。

たまたま唾液が漏れることを気にしないでいいときがあっただけなのか。

今回も顎の関節を押すような痛みの強いリハビリ。
終わってから先生は「途中から気持ち良くなったでしょ?」と聞かれ、「は?」、となった。痛みは変わっていない。でも前回と違ったのは、ただ関節を押さえつけらえているだけではなく、もみほぐされているような感覚が混ざっているような気がしたときがあったと思っている。これはたとえ話せたとしても、タイムリーに先生に伝えるのは難しかったかもしれない。
リハビリそのものが話せず、感覚が変わった「今」がとてもわかりづらかったと思ったからである。

足のリハビリでは、ふくらはぎのもみほぐしなどがあったが、急に強くではないが、両足裏が痛くなった。 寝ているとき頻繫に足の裏が痛かった。 過敏症?、動きはないのにこすられているような圧のような痛みがあったのである。

先生は、足裏をベッドに押し付けることをなさったと思う。 すると足裏の判を押したように、足指と足の平が、頭にイメージされた。

最後に、先生の介助で、唇をすぼめることに挑戦したがさっぱりできない。
先生は、喋る以外に、食前に家族に頬をマッサージしてもらうなど、もっと口の筋肉を動かす必要性を指摘された。 私も何となくそんな気がする。
唇をすぼめるなんて、筋肉を使っていた記憶はないし、でも今の私にはとてつもない筋肉を使うように思える。 口に筋肉がつけば、今はできない歯磨きのときのうがい(ブクブク)ができるとか、口を閉じることで天井を見ながら咀嚼もしなくてよくなるんだよなあ。