自分の身体

昨年9月から5か月程入院、退院したら食欲が止まらない。
血液データの尿素窒素の値は、健康なら20位で、透析患者なら80以下がいいとされている。
尿素窒素とは、透析患者の場合、食べた結果血液中のタンパク質が分解されてできた毒素とみて、自分の尿素窒素は100以上だったりする。
この状態が続いていいわけがないので、先生に尿素窒素が高いままだと悪影響はないか質問した。

先生は(透析患者では)高い尿素窒素が悪さはしないだろうとおっしゃって(透析患者の尿素窒素はなぜこんなに高くても生きられるのかと思うほど高いのだが)、私の場合透析効率はいいので大丈夫だとおっしゃった。
以前に聞いたことで、透析は血を洗うが、60㎏の透析患者が体全部の血を1回きれいにするとき、30㎏の透析患者が体全部の血を2回きれいにすることになる、という比喩みたいな話があった。
自分はしっかり食事制限をしたわけでもなく、単に自分は小学低学年レベルの身長(140㎝)で血全体量は体の大きい人より少ないことを指していたと思う。

まだ食べられるとほっとしたが、感じるのは、食べたくなるのは唾液の多さだ。
唾液が増えると、のどの渇きが気になっていないようだ。 甘いものをよく食べ塩分が少ない食事で満足している。

月2回ある血液検査でいただく検査データには、そのときのドライウェイトが載っている。
昨年のドライウェイトの推移をみたら、夏にちょっと減って、入院した秋から翌年にさらに減り、入院中の空腹感は、退院によって体調のよさもあって爆発、減った体重を上げるため自分の身体が起こした異常な食欲だったのか、と思った。