心にいる自分の声

もうすぐ月1回のリハビリだが、せっかく足裏の感覚が出たのに、この感覚はどういうものか表現できず先生に言うことができない。

透析中はTVを観る。
説明できない感覚はざっくり何となくこんな感じに言えればよく、完璧に言えないとわかっているのになあ・・頭には表現の言葉はゼロ。足裏の感覚を感じても表現できない。
TVを観る気力が失せ、頭がぼんやりしてきた。

頭には足裏の感覚のみで何も考えなかった。
ふと、このわからない感覚、自分の足に正常の感覚があるとみなして感じてみたら?
頭がぼんやりして有り得ないことを考えていた。

今の足裏の感覚、みょうに足つぼ踏みに似てない?と思った。
すると今度は寒いとき、じわじわ足裏にはたくさんの<a href="https://chimmi.kanetoku.co.jp/blogs/column/c-tobikko01">とびっこ</a>が足裏にはりついている。

今の足裏の感覚、以前に感じた記憶と合わせないと、このわかりにくい足裏の感覚は表現できなかったらしい。

感覚を言葉で表現するとは

私は認知神経リハビリテーションにお世話になっている。
今回のリハビリでは困ったことになった。
このリハビリでは先生から身体に変化を感じたかしょっちゅう質問される。
今まで身体で感じたことを答えることは、感じた感覚とそれを先生に伝えるための言葉が自分の中にあって、その通りの言葉を伝えればよかった。
ところが新たに感じた感覚はあるのに、それを伝える言葉が見つからない。

伝えなければリハビリは進まないだろうし、まずいと思った。

足裏の痛みに似た感覚は、半月以上経過過ぎた。
今は、痛みというか協調性のない存在感を感じるだけだ。

いつもこの足裏の感覚を考える。
なんでこの感覚は言葉で表現できないのだろう?
感覚を言葉で表現できないのは、健康な身体でもあるのだろうか。
身体は感覚で守られているとも言えるのだが。
今までなかった感覚が裏足にあり、それが何か脳がわからず困っている。

 

全身麻酔

昨年、乳がん手術があった。
全身麻酔が効くか不安だった。
全身麻酔の手術があるから食べて元気でいなければ、と思ったが、モリモリ食べても立って歩けることはないし元気と言える?、寝たきりだと手術はどうなるのかと思っていた。

でも手術は成功したので安心した。
術後の診察で、麻酔に1時間かかったと聞き驚いた。
私は13歳のとき腎移植で全身麻酔を受けたが、マスクをつけてひと呼吸したら寝てしまったイメージだった。
確かにマスクつけてもちっとも寝ていないし、起きていた。
私は耳は聞こえないので、何かやってくれているらしいと思っていた。
手術が終り、全身麻酔では人工呼吸の管を口から入れるがそれを入れるとき意識は無く、ホースのようなものを抜いてる最中に目が覚めた。 
全身麻酔から覚めると呼吸が浅くなり、深い呼吸がしにくくなるそうだが、自分の普段の呼吸に似てる。 私はレントゲン写真で「息を吸って、止めて」ができない。

全身麻酔 仕組み」で検索したら、

全身麻酔の仕組みは解明されていますか?
厳密には、全身麻酔のメカニズムは未だ解明されていません。 脳を含む神経細胞の活動を抑制し情報伝達を遮断することで、手術の刺激に対する痛みや反射などの反応を抑えるということが部分的に解明されています。2023/02/03

全身麻酔は寝てしまうと思うだけだったが、自分のように脳出血で寝たきりだと、全身麻酔を効かせるのはかなりやっかいなことになるらしいと知った。
ふつうなら全身麻酔は20秒ほどで意識が無い状態になるようです。

自分の感覚を言葉で表現できない?

リハビリ後は筋肉痛で翌日昼から食事だった。 リハビリは9時なので、リハビリ日の朝食と降圧剤はとても重要だ。

リハビリは月に1回で、今回のリハビリは、前回のリハビリ後に足裏が今も大したものじゃないが1週間以上痛かったり眠りが深く3時間だった睡眠時間が8時間になったり、まずこの報告をした。

先生は車イスに座った私の足を触りやわらかい?と聞き、私は最初ゴムと言ったが、最後に硬い綿と答えると、先生はスポンジを持ってきた。
5つのスポンジには1~5の番号が書かれて、大きい番号程硬い。
最初足に当てた3と5のスポンジは柔らかすぎで硬すぎで、4がしっくりくるスポンジだった。

すると先生は「立ってみましょう」と言い私を持ち上げ、私は左手1本で先生の腕につかまる。
「右足は乗りましたか?」「意識してませんでした」「ではもう一度!」「乗っていませんでした・・・」
でも私は今まで一番立つ楽さを感じたので伝えると、先生は「自分の身体になってきたのかな」とおっしゃった。

前回のリハビリまでは、先生に持ち上げられるとすぐ何もできずに身体崩れ座りたくなった。
でも今回はよくわからないが、持ち上げられる最中に、身体の崩れる感覚がなかった。

寝過ぎて自分の感覚を表現できないこともあり、「何かのたとえ」がすぐに頭に浮かべることができたら人に自分の感覚を伝えやすい気がするが、それも簡単じゃない…放り出したくなる感覚表現の難しさを痛感した今回のリハビリだった。

やっぱり私はショートスリーパーじゃなかったようです

私はよく訪問看護師から「寝てますか?」と聞かれ「あまり寝てません」と言ってきた。
まったく寝ないか、透析中か夜中に2,3時間寝る生活は、2回目の脳出血後で10年位。
あまり寝なくても日中は眠くならないので、訪問看護師は「ショートスリーパーなのかしら」とおっしゃった。
少なくともお肌には大変まずいと思っていた。

 

 ショートスリーパーの定義
夜間の睡眠時間が毎晩平均6時間未満であるにもかかわらず、日中の眠気など健康上の異常がない人のことをショートスリーパー(短時間睡眠者)といいます。 多くは小児期、若年期から睡眠時間が短く、その体質は生涯続くとされています。


どうも定義とは違う自分のショートスリーパーで、脳出血が原因っぽい。
ところが最近夜も昼も寝て半日以上寝てたりする。
「最近寝すぎなんです」「8時間位なら寝すぎとは言いません、ふつうです」と訪問看護師。
そうだよなあ。でも目覚める時、ちっともさわやかじゃなく、「ここはどこ?」(私は誰?はキケンだが。。)と、睡眠導入剤を飲んで起きた時とか、てんかん発作で意識がなくなって目覚めるときに似てた。

でもようやく普通に寝起きできている。
傍から見れば1日中寝てばかりで、何もしたくない、やる気のない人であった。。。
そんな状態が半月して、字が読みたくなって、頭が「起きた」。
以前と比べるとやる気はなくて、ショートスリーパーが懐かしいロングスリーパーな自分。。。        

私はよく訪問看護師から「寝てますか?」と聞かれ「あまり寝てません」と言ってきた。
まったく寝ないか、透析中か夜中に2,3時間寝る生活は、2回目の脳出血後で10年位。
あまり寝なくても日中は眠くならないので、訪問看護師は「ショートスリーパーなのかしら」とおっしゃった。
少なくともお肌には大変まずいと思っていた。

 

 ショートスリーパーの定義
夜間の睡眠時間が毎晩平均6時間未満であるにもかかわらず、日中の眠気など健康上の異常がない人のことをショートスリーパー(短時間睡眠者)といいます。 多くは小児期、若年期から睡眠時間が短く、その体質は生涯続くとされています。


どうも定義とは違う自分のショートスリーパーで、脳出血が原因っぽい。
ところが最近夜も昼も寝て半日以上寝てたりする。
「最近寝すぎなんです」「8時間位なら寝すぎとは言いません、ふつうです」と訪問看護師。
そうだよなあ。でも目覚める時、ちっともさわやかじゃなく、「ここはどこ?」(私は誰?はキケンだが。。)と、睡眠導入剤を飲んで起きた時とか、てんかん発作で意識がなくなって目覚めるときに似てた。

でもようやく普通に寝起きできている。
傍から見れば1日中寝てばかりで、何もしたくない、やる気のない人であった。。。
そんな状態が半月して、字が読みたくなって、頭が「起きた」。
以前と比べるとやる気はなくて、ショートスリーパーが懐かしいロングスリーパーな自分。。。        

4時間にわたる筆談

先日宮崎県は台風で長く大雨が降りました。

夫の弟さんのご家族は宮崎県にいらっしゃるのですが、そのとき弟さんのお嬢さんは東京にいらして宮崎に戻ろうとしたところ飛行機が飛ばず我が家で1泊してくれたんです。
我が家は、以前いた三毛猫と電動車イスに乗った私が、壁や家具でキズをつくり、人様にとても見せられない状況です。。。

夫の実家は、年末年始には結婚したら家族と一緒に実家に行っておりました。
因みに夫には弟さんと妹さんがいらして、私は弟さんの小さいお子様を見ています。お兄さんと妹さん。 でも2回目の脳出血後は寝たきりで夫の実家へ行っていません。

実は弟さんご夫婦は美男美女で、お子さんは誰が見てもかわいいお顔だったと記憶しています。
だから美人の妹さんがいらっしゃる楽しみ半分と、美人な方に会う緊張半分の気分でした。
私は子供のころ3年生位まで男の子ばかりと遊びすぎたせいか、いまだに美人に会うと何しゃべるか緊張するクセがあります。

でもいらした妹さんは、私は寝たきりで夕食を済ませ、にこやかに登場したショートカットの女性でした。
私は美人だしロングヘアだと思っていましたが、小中学でばっさり切り周りからもったいないと言われたそうですが。
私は好感が持てる、と私は本音もらしてしまった。

「4時間いったい何を話ってたの?」と夫は言った。
東京へは美大でデザイン科の方をを受ける予定で、模擬試験?、実際に自分の絵を描く機会があって、4人の絵が選ばれその一人になったそうだ、スマフォで見せてくれたその絵は、浮き上がるタコのデッサンに見えたが、一度見たら忘れない独創性があった。
すごい才能がありそうなのに、まだ足りないという考えも持っている。
4時間の筆談は疲れるのに、そんな感じをみじんも見せないお客様だった。

感覚はよくわからない

リハビリ後に診察時に医師に読んでもらったものです。
ーーーーー
今日は夏バテで、リハビリはできるかと思いました
麻痺の感覚はいつも以上に弱く感じて・・・
でも身体は人に触られるより、自分の方が痛みは
弱くなると知りました 痛かった足について  
自宅でも感じない身体触ってみます
自分で触られて自分で触る同時の感覚        
ーーーーー
PTの先生が私のふくらはぎ辺りを揉むとつっているみたいな痛みがあった。
先生が「自分で触ってみて」と言った。
不思議だが自分で触ると痛みは弱まっていた。
キズ口を誰かに消毒してもらっているとき、「痛いから自分でやる!」というとは痛みは自分で起こしていることがわかる。
そうではなく自分で触ると徐々に痛みはひきつつあってなんだろうと思った。
先生が「面白いでしょ?」と言い、聞くと誰かに触られるだけでなく、自分も触り、同時感覚でちょっとわかるらしい。 ふくらはぎを揉むことは痛いのは違うことを、同時感覚で自分でちょっと自分の感覚の間違いがわかって、痛みは消えつつ感じたのだろうか。

この日のリハビリは、先生による支え立ち十数回と先生の説明を聞いたと思う。
リハビリの翌日はまた全身痛くお昼過ぎまで起きられなかった。