ドライウェイト

先週、土曜日の訪問看護師さんの最終日だった。
この看護師さん、過去に透析のある病院で、また治験スタッフの看護師として勤務されていたそうである。(治験は夫の仕事に関係)
私が体がねじれて便座にうまく座れないとき、電話で中里先生に、今度また座りづらくなったときのためのリハビリ法を聞いておいてくれた看護師さんだった。今思えばフットワークの軽い方だったのでは。大変にお世話になりました!

深い意味はなかったが、土曜日には1週間の食事と排便の記録を出して、看護師さんにコメントを頂いていた。
前日透析で200g残した記録があり、これが話題になった。

透析患者は、透析前に体重を測り、透析終了時には大抵患者毎に決められた体重になっている。その体重をドライウェイト(DW)という。この体重で透析が終了できるように、透析機械に設定される。

沢山食べて筋肉がついたら「太った」と表現されDWを増やし、風邪やあまり食べず水分摂取が増えたら「痩せた」と表現されDWを減らす。患者の感覚で、DWが合わなくなってくると体調の変化に出ることが多く、主治医がDW変更を検討することもある。

私は脳出血を2回起こしているので、DWがあまく(体重が多め)設定されていると血圧が上がりやすいと感じていた。透析ではまた脳出血が起きないように、DWをすぐには上げない。
体調の変化を感じるのは本人だが、体調において身体の感覚にイマイチ自信が持てないこともある。

考え方によっては、賛否両論ありそうだが、DWを決められるのは患者:医師=9:1だという。それだけ透析患者は普段から自分の体調変化に敏感なのかもしれない。
透析の主治医は、様々なデータ、患者が感じている問診などから、患者ひとりずつDWをチェックして決めてくれている。感覚に自信が持てないときは、主治医と共有すべき体調に関する情報と、客観的にわかるデータから、主治医の判断でDWは決まることになる。