20160802 自主トレ用疑似食塊

今月から岩崎先生にリハビリを診ていただいている。
まず先生につかまり車イスから左の方にある普通のイスへ移乗した。
普通のイスでは、先生が作ったいろいろな形や大きさのある疑似食塊を口に含み、舌の動きや感覚を確認をした。
疑似食塊は歯科で歯の型を取るときに使われるものでできており、うすピンク色で黒い木綿糸につながっていて、きれいだなと思った。

疑似食塊の形は口に入れるとすぐわかったのだが、口中で転がすことがほとんど出来なかった。自宅で直径1cmの小さい飴を舐めるとき、小さいのに30分位経っても溶けずにあることがあったので先生に伝えた。
それも舌の動きが少ないからではないかという。
舌が動くのは、感じるからで、食事のときはよく動く。
飴も感じてはいるが味わっているからではないかと。
舌の動きが少ないから、だ液の中にあるだけではなかなか溶けないのは当然だろう。棒つきキャンディなら舌で舐めることで、舌がちょっとずつ飴を削って(?)はだ液と一緒に飲み込む。
棒なしでは、口の中を飴は転がされ、舌だけでなく頬や上顎いろいろな場所で削られて、削ったものはだ液で流され飲み込む。その動きが少なかったから、私は飴を舐めることが出来なかったのか。
自分の舌は辛うじて動いているが、動きが少なく速く食塊を移動できない。
食塊の存在がどんな動きをしているか、食事中には考えられない。
疑似食塊を使って、自分が食塊を動かしていたのかわかりそうだ。
疑似食塊を飲み込まないよう、家族に糸は持ってもらうよう先生に言われた・・・
疑似食塊を感じるのに夢中になっていたら、自分で糸を持っているなんて忘れてしまうのだろうなあ・・・
リハビリ終了時、普通のイスから車イスへ移譲した。はじめて右足が軸足ではっきり感覚を感じた。疑似食塊を使っていただけでも足に影響があったりするのだろうか。