ショック、、、落胆

我が家の猫、ももちゃんのことであるが、昨日亡くなってしまった。

11歳だから、若くはなく、また普段食は細く痩せている猫だった。

日曜日の夜、急に元気がなくなり、水ばかり飲んでいた。食欲もなかった。

翌日も変わらないので、21時頃仕事から帰宅した夫は、ももちゃんを夜間診療もある動物病院へ連れて行った。
結果は、貧血、普通の猫より体温が2度低い36度、血液検査でGPT/ALTの数値が>1000(測定できないくらい高い)であった。
その翌日火曜日に近所の動物病院へ連れていけば最悪なことは起きなかった気がする。
でも誰もももちゃんを病院へ連れていく余裕がなかった。

昨日、父にお願いして、ももちゃんが診察を受けるため、動物病院へ連れていってもらった。しかし、この状態で連れて帰るのは無理だと言われ、父は病院にももちゃんを預けて帰宅した。その直後、病院から治療を始めようとすると呼吸が停止したとの連絡が入り、父は再び病院に行くと息絶えてしまったそうである。(この時の体温は34度)

元気がなくなってからは、歩くのも億劫で寝てばかりだった。
急激に弱っていくももちゃんを見ることはつらく、早く治療を始めればよかったという後悔が本当に残る。



透析を終えて帰宅後、ももちゃんは病院へ出かけるため、バッグの中にいた。顔が覗けるようになっている網目状の部分からももちゃんを覗いた。ももちゃんは顔を伏せるようにしていたが、しばらくすると、顔を上げきれいな目を開けこちらを見ていた。
ももちゃんはその後父と病院へ出掛け、私はめったにならない腹痛になったので、ベッドで横になった。目を覚ますと、父からももちゃんはもういないことを知った。あとから思うと腹痛は一時だけであったので、もうももちゃんには会えないことを身体は感じていたのかもしれない。

しかし、ももちゃんは私には懐いていなかった。なのに私は泣けて仕方がなかった。実家は団地で、犬や猫は飼えず、ももちゃんははじめて暮らした猫であった。自分のふがいなさがはっきりわかることが起きてしまった。今も食欲など出るはずもないが、徐々に心のショックをやわらげたいと思う。