身体が気づきはじめたと思えるような変化

ここ最近、身体にはいろいろ変化があった。
先週木曜日入浴後、一番最後の立位で何か感じませんでしたか?、とヘルパーさんに質問した。
入浴後の最後に、ズボンをはかせてもらう際に、私はヘルパーさんの肩につかまり立ち上がり、母がズボンを上げる。このとき、膝を曲げて足が見え、ふくらはぎと太ももの筋肉を使って立ち上がる感覚があったので質問をしたのである。この感覚は立ち上がるときに強く感じたものだった。 ヘルパーさんは、私の身体は、硬く重かったとおっしゃった。
実は先々週木曜日入浴後、立位後にヘルパーさんと母と2人でベッドに運ばれたことがあった。いつも力のあるヘルパーさんで、立位の私を支えるときに、重過ぎてベッドへ移動するという記憶がない。ヘルパーさんに聞くと、立位をしたとたん、私の身体は硬直し、車イスに座らせることもできずベッドに運んでいただいたそうだった。
 先週末土曜日の入浴は、食欲もなく眠かったが、週2回の貴重な入浴で身体を洗っていただけるため、いつものように入浴をお願いした。ところが入浴中はまったく疲れず、地面についた爪先立ちの足の踵に手が届き洗えていた。いつもなら前屈みは怖いと感じることが多い。
入浴後は気分がよく、いつも入浴は疲れるものと思っていたが、それとは真逆の感覚であった。
 透析後は、よだれの量がすごい。口を閉じることができないから、唾液が口の外に出る。ハンカチで抑えるか、口を天井に向ければ、一応だ液の流れは他人に見せないことはできるが、いつも面倒である。
ふと、だ液は噛んで呑み込めないだろうかと思った。
やってみると、だ液は流れない。なぜこんな簡単なことをやろうとしなかったのか。
出来なかったのである。現在もできるときとできないときがある。
ふと、だ液は噛んで呑み込めないだろうかと思ったときは、単なる思いつきのようだが、自分にできると感じさせた何かが、自分の思いにきりかえた瞬間だったのだろうか。