退院後、訪問リハビリ初日

顎の関節のリハビリはやらないことをお願いした。
顎の関節のリハビリをやめることは痛みから逃げるだけと思って続いていたが、入院中リハビリについて考えることは多かったが、このリハビリは強烈な痛みでも必ずよくなる自分の不屈の精神みたいなものを伴っていないと感じたので、やめて別の方法がいいと思った。

今回の足のリハビリはなにもやっても痛く、最大限に動かせるところまで動かしているから、と先生はおっしゃった。
う~む、入院リハビリではしょちゅう痛みを確認して徐々に可動域を広げているイメージがあったな・・・
今まで訪問リハビリでは痛くなるのをわかって可動域を広げていて、入院中やっていなかったから痛みに弱くなったのかな・・・


入院前に初めて行なった立つリハビリを行った。
ベッドに腰かけ、先生は私の両足を踏むことで固定し、徐々にベッドの高さを上げて立った。
今回も何が起こるかわからない恐怖感はすごく、時計を見て10分間位立っていたが、その間ずっと思っていたのは「踵を地面につけたい」であった。
今ある倒れそうで物凄い恐怖心は、踵を地面につければ楽になるとわかっているのになぜできないのか。脳出血で脳からの正しい指令が身体のあちこちに届かなかったり間違った指令が届いているとわかっているつもりでも、立てない恐怖心を感じると、頭は知識的思考ではなく、動けないのに動きたいと必死に考えてしまう。