以前感じたストレス

2回目の脳出血後になった寝たきりでほ、ほとんど外出しない生活をかれこれ9年過ごしてしまった。外出とは透析のための通院と、たまに連れていってもらうお買い物。

1回目の脳出血片麻痺のときはひとりで外出は可能で、2回目の脳出血後に寝たきりですごい身体の動きに不自由を感じたと普通思うが、自分の身体がどうなっているかわかっていなかった。
ある意味ショックもなく幸せと言えそうだが、それは長くは続かず、自分の身体?何もできないと気づいたのはリハビリで入院中。退院したら、あれこれと考えできそうなことを想像していた。

この時の自分は、動けないけど、退院したら楽しみが待っていると信じてた。
が・・・

「これ以上介護を増やさないで」

自分がやりたいことは、介護者が必要で簡単ではないことに気づいた。

「あ゛ー、つまらない・・・」
入院中と退院後、大して変わりないのではと思ってしまった。

料理に挑戦しても介護者がほとんどやっているようで、私は力がなく何もできない。辛うじて使える左手ですりおろしたりまぜたりは、右腕が緊張してしまい、いいはずがない。
まさにふて寝状態であった。

入院中より退院後の方がぼんやり考えることが増えた。
自分がやりたかったものは何だったのだろう。
自分だけ面白いなんて面白くない。
何もないところから喜びを発見するのが私の生活に変わったのでは。
喜びに大きい小さいもなくて、喜びさえあればうれしい。