装具がいらなくなったとき

2001年に脳出血になったが、認知神経リハビリテーションを2002年に始めた。
2006年にリハビリ制限が始まり、リハビリ制限がないときは、週2回あることもあって、リハビリの多さがが装具が要らなくなったのではと思っている。でも血圧は降圧剤を飲んでもあったりして、2回目の脳出血後が起きてしまい、今は寝たきりで装具の要らない歩行ができなくなり残念だ。

脳出血後の装具は一度付けたら一生必要なイメージだが、自分にはそのイメージがない。
ある日突然装具が取れる訳ではなかったが、重度の右片麻痺で、段階を経て装具が不要になった経験がある。
やったことは、認知神経リハビリテーションを続けていた影響があると思うが、自分の足にある装具と離別する勇気がなかなか難しかったのが私の装具を取る場合だったと思う。

装具不要になる段階とは、まず足裏にガラスの破片を踏む感覚(脳による装具を拒絶する意志みたいなものと感じた)が起き、その後装具をつけると足が痛み取ると治まることが続き、最終的には手で装具を持つことで超ゆっくり歩き始めて装具を持たずに歩けた。数か月位かかっていると思う。
ちなみに私は足でガラスの破片を踏んだ経験はなく、あくまでイメージ上のことだった。

装具を手で持って歩くなんて笑ってしまうが、当時の私は真面目に手で装具を持って歩くと安心だった時期があったのである。