はいせつケア・リハ◆株式会社gene

ケアも、リハも、暮らしも、はいせつで変わる。 おむつの見直しや皮膚トラブルの解消、食事や疾病、動作の変化。 実際にケアをされている方の思いや、はいせつに関する取り組みなど、それぞれの立場だからこそみえるニーズや「暮らしにつながるケア・リハ」を、セラピストだけでなく、介護士・医師・看護師・患者家族等、多数の視点からご紹介します。



私は2回目の脳出血で寝たきりになり、歩いてトイレへ行けなくなった。
さらに両麻痺で排便感覚がない。
倒れた直後に、自宅に帰るため1年間リハビリを受け、私の担当の看護師は、女性のPTのリハビリ療法士に便を我満できるようにならないものかしらと聞いた。もし立って歩けても、排便コントロールできず不自由がある。
するとPTの方は、膣を閉じれば便を我満できると聞いたことがあるとおっしゃった。
一時膣を閉める練習をした。でもキュッと閉じる感覚がわからず、出来ているとそうでないときの差もわからなかった。
でもこのことがあってからか、自分もはいせつはリハビリで改善するのかもと思っていた。

目に留まったのが「はいせつケア・リハ」という本であった。
リハビリについては自分が読みたい内容はなかったが、いろいろな人が書かれていてためになった。
はいせつケアに関わる人の考え方(介護するされる立場は対等、人間として守られるものがある)と、はいせつケアの専門性が広がりつつあるらしいこと(むつき庵 おむつフィッター研修、おむつ検定1~3級など)が印象に残った。